太陽のあいつ《完結》
「早くカラダ拭いて。
傷口を消毒しよう」


「…うん。ありがとう」



アツシの隣に座り、
背中から消毒液をつけてもらう。


「うぅ~痛てぇ~」


「我慢!我慢!」



すべての傷に消毒液をつけてもらうと、
体中がヒリヒリした。


俺はそんな痛みを和らげるように
アツシのカラダに腕を回す。

すると、
アツシも俺のカラダに腕を回した。



「ケイタの甘えん坊~」


「うるせ~な~。
でも…ありがとう。
アツシ…」



俺もアツシの胸に
顔を埋める。
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