太陽のあいつ《完結》
その時、
玄関のドアが開く
ガチャという音がした。


俺はゆっくりとカラダを起こし、
アツシが入ってくるのを待った。



―ガチャ



ドアが開き、
入ってきた人物に
俺は目を見開いた。



「あれ~
ケイタくん、起きたんだ?
おはよう!
ケガ、大丈夫??」



スーパーの袋を手にした
ミキだった。



「ぇえ…あ…」


あまりの衝撃に
言葉が出て来ない。




何で、
ミキちゃんがアツシの部屋に
勝手に入って来るんだよ…。
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