太陽のあいつ《完結》
「ケイタ!
起きなさい!ケイタ!!」



んんん??

誰??



呼ばれる声と共に、
薄っすらと目を開けた。


目の前には
頬を赤く染めた母さんの顔。



「あ…?!母さん、
何やっているの??」


「何、寝ぼけたこと言っているの~!
寝るなら自分のベッド行って寝なさい」



時計を見ると、
1時になろうとしていた。


握り締めたままのケータイは
あれから一度も鳴っていないようだ。



ミキ…
アツシと話したかな??

ミキにメールしようかな…
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