太陽のあいつ《完結》
♪ピンポーン



顧問の末永が、
突然、訪ねてきた。


学校で見かける
いつものジャージ姿で
玄関に立っていた。



「おい、
上がっても良いか??」


「あ…
はい。どうぞ…」



末永を家に上げ、
お客様ようのグラスに麦茶を注ぎ、
テーブルに出す。



「おお、ありがとう」



末永は
グラスに口をつけると、
俺の顔をじっと見た。


正直…
気まずい。
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