太陽のあいつ《完結》
「ケガは治ったのか??」


「あ、何とか…」


「じゃ、
何で部活に来ない?」


「いや…別に…」



末永は渋い顔をしながら、
またグラスに口をつけ
一気に飲み干した。


そして
俺の顔を見ると、

「お前は
気分次第で頑張ったり、
怠けたりする奴だからな…。
理由は聞かないが、
明日から部活には来い。
分かったか?」


決して
怒っているわけではない。


だが、威圧されるものがあり、
これ以上、部活を休むのは
許されない…と感じた。
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