太陽のあいつ《完結》
「……あのさ、
意味は理解出来たんだけど…
俺、モデルなんて出来ないよ」


「大丈夫だって!!
皆、読モだし、素人だよ。
思い出作りと思って~」


「……うん。
少し考えさせて…」


「OK!!
また夜にでも連絡するね!!
考えといてね!!」



対照的な空気感に戸惑ったが、
電話を切った後、
サオリとの現実だけが残った。



「……ミキちゃん、
どうしたの??」


「あ…
何か、モデルやらないかって…」


「へぇ~すごい…
でもケイタ、
モデルなんかやらないよね…?」


「うん…たぶん…」
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