太陽のあいつ《完結》
俺はフィッティングルームで
着替えを済ませ、
大きな鏡の前でメイクをしてもらう。



「おお!!ケイタ!
カッコ良いじゃん!!」



横からナオキが
羨ましそう目で言った。


確かに
プロの技が加わり、
いつもの自分とは違うように見えた。


こんな風に変わるんだな…って。



でも、
とくかく暑い…。



その格好で
スタジオに連れて行かれ、
待機するミキと顔を合わせる。



「ナオくんとケイタくん!!
おはよう!!
今日は来てくれてありがとうね!!」



いつもより、
濃いメイクに
ジャラジャラと
アクセサリーをつけたミキは、
満面の笑みで俺たちに駆け寄った。
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