太陽のあいつ《完結》
「3組目の方、
スタート台に上がってください」



係りの声で、
俺はゴーグルを付け、
スタート台に上がろうとした。



「ケイタ!!頑張れ!!」



後ろからアツシの声がする。



軽く振り返り、
ニッと笑うと
スタート台に上がった。



「よーい」



スターターの声が
耳に入り、
スタート体勢を取る。



今までにない緊張感。


今までにない闘志。


そして、
今までにない俺自身。
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