太陽のあいつ《完結》
俺の出番も終わり、
母さんと姉ちゃんをロビーまで見送ると、
俺は学校専用席に戻ろうとした。



そろそろナオキの出番も
始まるころだし…



その時、
ロビーの隅のほうにいる
アツシの後ろ姿を発見した。



あ!アツシだ~
脅かしてやろう~

と、少しずつ近づいて行くと、
先ほどの角度からは
アツシしか見えていなかったが、
中年の女性と話していたのだ。


あれ誰だろう??

もしかして…
アツシの母さん??


あ?!
前に今度の大会に来るかも~って
言ってたよな!!



俺はそんなことを思い出し、
アツシの傍に近づく。
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