太陽のあいつ《完結》
「おお!!アツシ!!」



良い記録も出たこともあり、
機嫌良く
大きな声を出した。


そんな俺の声に、
アツシはカラダをビクッとさせた。

そして、
ゆっくりと振り返り、
俺の顔を見る。



「……あ、
ケイタ…。どうした??」



初めて見るような
アツシの顔。

まるでウソがバレたときのような子供の顔だ。


となりにいる女性も、
俺の顔を見て、
「あ!」と目を少し見開いた。



俺、
来ちゃまずかったのかな…



そんな風に思わせる雰囲気だ。
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