太陽のあいつ《完結》
駅にたどり着くまでに
結局3人の人に確認して、
40分後に何とか到着した。


ここからだと…
きっと1時間もしないうちに
家の最寄り駅に着くだろう。


一応、
ナオキにはメールを入れておこう。

荷物は明日で大丈夫だと…。


電車の中で、
ケータイを確認すると
ナオキのほかに
ミキや母さん、姉ちゃんからも
電話が入っていた。


見たことのない番号の留守電を聞くと末永だった。



「おい!?
お前はどこにいるんだ!?
これ、俺のケータイだから電話くれ!!」



ケータイから漏れて、
となりの人にも聴こえるほど大きな末永の声。


きっと怒っているんだろうな…。
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