太陽のあいつ《完結》
結局、
家に着いたのは
19時を少し過ぎた頃だった。



「ケイタ!!!!!」



玄関のドアを開けた途端、
母さんが居間から飛んできた。



「あんた!!
今までどこ行っていたの?!」


鬼のような剣幕で
俺を見る母さん。


数時間前の笑顔とは
全く別人だ。



でも
母さんには言えないよ…
父さんに会ったなんて。
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