太陽のあいつ《完結》
あれから
アツシからメールも電話も来ていない。



アツシの気まずそうにしていた
顔が頭に浮かぶ。



でも
あんな顔をするってことは、
俺の父さんだって知っていた…ということだよな。



アツシは何で、
言ってくれなかったんだ??




ん………



色々なことが
頭の中で
紐ほどかれていく。



今日、
朝から様子がおかしかったのは、
父さんが来るからだったのか…


最初、うちに来るのを
躊躇(ためら)っていたのは、
父さんの元の家だからか…
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