太陽のあいつ《完結》

第8章

10月下旬。


地区大会で、
3位という好成績を
残すことが出来た俺。


アツシもナオキも
地区大会には進んだものの、
惜しくもメダルまでは
届かなかった。


でも、
俺の心は
ぽっかりと穴が
空いたままだった。


アツシとも、
ナオキとも、
ミキとも
普通に接している。


今まで通り、
何も変わらず時間は過ぎていく。


でも
日にちが変わることで、
アツシと離れる日が
迫っているわけだ。


そう考えると、
悲しくて、
苦しく、
仕方なかった。
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