太陽のあいつ《完結》
「…ケイタ、どうした?」


「今日は
ずっとこの家に居よう…」


「うん…。そうだな」



パーカー越しに感じる
アツシの鼓動。


首筋から感じる
アツシの体温。


肘まで捲くられた腕に
浮かんでいるアツシの血管。


俺は
アツシのすべてを
受け止めているように感じる。


須賀敦志が生きている証を
抱き締めているように感じる。


この生きている証を
また受け止める時期は来るよね??
絶対に…。
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