太陽のあいつ《完結》
時間は誰にとっても
平等だ。
早く終わってほしいと思う授業も、
クラブで躍っている時間も、
必死に泳いでいる時間も…
すべて同じ時間が刻まれて行く。
シャワーを浴びた俺は、
最後の片付けを手伝った。
ダンボールが
1つ増え、2つ増え…
アツシとの別れを更に実感させる。
壁に貼られていたポストカードや
俺たちの思い出が
綴られたフォトフレームも外され、
TVもコンポも
既にダンボールの中だ。
ベッドやソファは
粗大ゴミに出すため、
マンションの下まで二人で運ぶ。
ダンボールとゴミ袋がいくつもある
殺風景な部屋。
平等だ。
早く終わってほしいと思う授業も、
クラブで躍っている時間も、
必死に泳いでいる時間も…
すべて同じ時間が刻まれて行く。
シャワーを浴びた俺は、
最後の片付けを手伝った。
ダンボールが
1つ増え、2つ増え…
アツシとの別れを更に実感させる。
壁に貼られていたポストカードや
俺たちの思い出が
綴られたフォトフレームも外され、
TVもコンポも
既にダンボールの中だ。
ベッドやソファは
粗大ゴミに出すため、
マンションの下まで二人で運ぶ。
ダンボールとゴミ袋がいくつもある
殺風景な部屋。