太陽のあいつ《完結》
「ごめん…。
変なこと聞いちゃった。
サオリがどう思っているか聞きたかっただけなんだ」


「ううん…。
アタシ…ケイタが好きだよ。
だからケイタと一つになれるのが嬉しいの」



上目遣いで見るサオリは
照れているのか…、
わざとなのか…
でも、可愛い。


俺と一つになれる喜びか…


そんなこと言われると、
世の中の男はみんな嬉しくなっちゃうよな。



「サオリ…」



サオリの肩に腕を回す。



「うん?」



俺の目をずっと見つめながら、
首を傾げるサオリ。
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