にじいろなみだ



矢那は、ずっと一緒だった明るい男の子。


毎日あたしと笑ってくれた。


時々、一緒に泣いてくれた。


そんな矢那が…好きだった。


でももう会えないなんて…。


「会えないなんてことはないぞ」


「っ?!」


吃驚して銀髪の男の人のほうを見ると、にやりと笑った。


今、心を読まれた?


「かかか、我の能力だ。心を読む」


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