毒舌姫とモテ王子のラブレッスン



でも、さすがモテ男。



行動が早い。




「ほい。入れといたから、後で連絡する。じゃ、また明日」




風のように要件を伝えて、風のように帰って行った。



まぁ、部活帰りの女子に絡まれまいためだろうけど。





さぁ、わたしも早く帰らなきゃ。




また、男に絡まれるのはごめんだ。









心が温かい。



頬が火照ってる。





夏の暑さなんかじゃないと自覚しつつ、帰り道を急いだ。

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