710回目の告白。~好きなのに、好きになってはいけない人~
ただの隣人から始まって、幼馴染になって、その存在が当たり前になってた。
近過ぎて気付かない気持ちだってある。
でも私は自分の気持ちに気付いたから、気付かないフリをした。
あんたがこんなに溢れるほどの想いを私に伝えてなかったら、きっと私達は幼馴染のまま。
ねぇ、海聖。
私ね?「好き」って言われ過ぎて、「好き」って言葉が嫌いになりかけてた。
でも今は違うよ。
今は「好き」って言えばいうほど、この言葉が海聖が好きになるの。
不思議だけど、不思議だとは思わない。
だってあんたのことをもっと好きになるのは、当たり前のことだから。
幼馴染の海聖はもうたくさん見てきた。
だから今度は恋人の海聖をたくさん見せてね?
海聖も恋人の私を見て。
誰よりも大好きだよ、海聖。
〜END〜