心も、とろけるほど愛して



ふっとテーブルの横を見るとチーがシッポを踏んだと怒っていた。



私は、クスっと笑いながら引っ掻かれた顔に絆創膏を貼って...


もう一度キスをしようと思ったんだけど可笑しくて結局何もしないままベッドで寝てしまった。



「社長お持ちしました、どうぞ」



カチャカチャと音を立てデスクの上に置かれるエスプレッソ、ニヤける顔を抑えるのが精一杯。



「何が可笑しい?」



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