心も、とろけるほど愛して
カップの淵からチラリと見つめる視線は、拗ねている。
「いいえ、可笑しい事ありません」
「いや...笑ってる」
笑ってる、そんな言葉で例えられる代物じゃ無いです。
だって・・・髪をあげたら絆創膏が見えるんだもの。
「ぷぅっ」
「お前、分かってるんだろうな?」
「何がです?」
「1分で100メートル先のドーナツ買ってこい」
どうぞ好きなように言ってください。それで満足するものなら何年でもパシリになります。