心も、とろけるほど愛して



「ん...忙しくて、連絡する暇無かった」


そう言いながら寝ている私の背中からキュッと抱き寄せる。




帰ってくるなんて思わなかったからジャージにスッピン。


行き成りはペナルティーよ。



えっと...ダレだったっけ、そう月...月子って人にバカにされ腹立ってるんだから!!


「うり...何を拗ねてるんだ?」



流哉は、抱き締めている私を自分の方へクルっと向けスッピンをじっくり見つめる。



「...オレに会いたかっただろ?」



早く帰って来てからに突然、オレに会いたかっただろ?


違う。流哉が会いたかったんでしょ!



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