心も、とろけるほど愛して



気だるい朝だけど何となく気分は良い。



雑誌を読みカップの淵に口をつけていると鞄から振動を感じ手に持っていたカップを



テーブルの上に置いて鞄の中に手を入れ振動する方を掴み出すと...流哉から貰ったスマホ。


スマホを掴んだまま流哉の寝顔を見つめ、そこから手に持ったケータイに視線を逸らした。



流哉はベッドの上で寝ている、じゃぁ、どうして振動しているの?



頭を傾け、ディスプレイを確認するのだけど誰なのか分らない。



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