心も、とろけるほど愛して
もう...私の未来は、あの人の手の内にあるの...本当は、美菜の言う通り聞けば済む事。
悩んでも仕方ない事なのは百も承知
だけど言えずに悩んでいる私は、これからどうすればいいのか分らない。
「私...実家に帰ってお見合いでもしようかな...」
「何言ってるの...アンタを扱える男なって社長くらいしか居ないよ」
美菜は、突っ伏している私の背中をぽんと叩くとBARの壁にかかっている時計に視線を落としてから私の顔を見つめ