心も、とろけるほど愛して
③心から愛して
傍に居たい
BARを後にしボっと夜空を見つめながら歩るく。
初めから最後まで流哉は本当の事を言ってくれるのかな?
もし私の知っている流哉ならきちんと答えてくれるかもしれない...そうであって欲しい。
「空ばっかり、見てると転ぶぞ」
ふと声をかけられ正面を見るのだけど、ぽつんと立っている男が1人暗くて顔がぼんやりするだけ。
「ダレ?」
「自分の男の声も忘れたのか?」
流哉?
「ダレよ男って?」
「お前をオレ以外に扱えるヤツがいるのか?」