心も、とろけるほど愛して



何個目だろう?



4杯目まで呑んだのは覚えている、なのに横に座って



強かに呑み続けているカレは、顔色一つ変えず返って気持ち良さそうに呑んでいた。



「本当に呑んでるの?」


「お前こそ手が休んでるんじゃないのか?」



その減らず口にテキーラ1本入れてやりたい。



テーブルの前には沢山のショットが転がり、もう目が朦朧(もうろう)として来たのは感じてる。



こんな呑んでいるのに一向に酔わないの?



酔わないコツでもある訳?



もしあったとしたら不公平だわ。
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