心も、とろけるほど愛して



「帰るのか...?」


背中越しから低い声が聞こえてきた。



「か、帰るわ...もう2度と会わないから...えっと、その...」



「オレの名前は、流哉(りゅうや)だ、覚えとけ」



ベッド上にいるカレをチラリ見つめると軽く手を振り口の端を持ち上げ笑っていた。



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