明日へ
でも告白できない。
もし今告白したら間違いなく断られる。
そのせいでこの関係も崩れてしまったら?
そんなことを考えると怖くて…
告白なんてできねぇよ…
でもこのままじゃあいつ絢音が
「はぁ……」
俺は深いため息をついた
「た、高崎くん!」
「あ?」
呼ばれた方を見ると
………藤宮 雛…?だっけ?
がいた
「…藤宮さん?どうした?」
「あ、あの…ため息……ついてたから…」
藤宮さんの顔はみるみるうちに赤くなってく
「?藤宮さん?」
「ふにゃあ!////はい!////」
ぷっ…
「ふにゃあって………ぶっ、あははっ」
「わ、わわわ笑わないでくださいよぅ////」
藤宮さんは顔隠して俯いてしまった。
「あ、ご、ごめん!つい…」
やっべ…泣かしちゃった…?
藤宮さん気弱そうだしなぁ
「えへ///泣き真似です////」
ドキッ……
藤宮さんのニッコリ笑った笑顔に胸が高鳴った
………って…
俺には絢音がいんだろ!!!
ガタッ!!
俺は勢いよく立ち上がった
「外の空気吸ってくる!また後で!!」
そういって俺は教室を出ていった