明日へ



「絢音!!!」


俺は絢音を追いかけようとしたが

……それを誰かに止められた

坪谷先輩…

だけど、ここで負けたら本当に取られる



「離せくそやろう!!!」


俺は無理矢理振りほどいて走って絢音を
追いかけた

でもその途中でトラブルが…


ドンッ!


「きゃあ!」

「うわ!?」



誰かにぶつかった…

こんな時に……



「わりぃ、大丈夫?」

「大丈夫ですぅ」



あっ…




「藤宮さん…」

「あ!高崎くん!」



藤宮さんを立たせようと手を出した

藤宮さんはその手に捕まり立とうとしたけど…



「痛い…!!」

「藤宮さん!?」

「ご、ごめんなさい…これくらい平気です」



押さえてるとこから見て、どうやら
足を挫いたらしい

俺のせい、だしな…


「ごめんな」


と言いながら俺は小さい体の藤宮さんを
抱き上げた



「うわぁあ!?////た、た、高崎くん!?///」

「保険室まで連れてくよ、ごめんな本当」

「だ、大丈夫!ね?だ、だからその、下ろして/////」



俺は無視して抱き上げたまま保健室に向かった










< 19 / 40 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop