明日へ
「もうすぐ夏休みだねー!
絢音はなにか予定あるの?」
「日程は決まってないんですが、
青森に住んでるおばあちゃんのとこに行きますよー!」
「へー!青森かーいったことないなぁ」
なんて他愛もない話をしながら
ゆっくり歩く
「先輩は?」
「こら!絢音ちゃん!」
「え!?は、はい!」
「二人っきりの時の呼び方は?」
先輩は少しニヤッとして言う
そんな表情すらかっこよくてドキッとする
「り、涼…////」
私はボソッと小さい声で言った
「聞こえないよ?僕の目を見て言って!ほら」
先輩意地悪だ!///
私がはずかしいの知っててわざと言ってる//
「りょ、涼!///」
「ふふっよくできました」
ギュッ
先輩の腕に包まれる
暖かい…
私も答えるように先輩の背中に手を回す
「………好き」
「わ、私もです////」