《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
更に首を傾げる弘樹。

どんなに考えてもわからないから、気にせず箸を進める。



弘樹が寝静まった後、瑛樹は帰ってきた。

玄関まで出迎える英美。

「おかえりなさい。
少しお時間いいですか?」

そう言って居間へ歩く英美。

瑛樹も何も言わず、英美の後ろを歩く。

お茶を煎れ居間に腰を下ろす。

「今日、これが届いてました。
何ですか?」

英美は茶封筒を手渡し瑛樹に尋ねた。

「………」

瑛樹は口を堅く閉じ、何も話そうとしない。
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