《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
「話してください。」

英美は再度、瑛樹に問いかける。



瑛樹は何も話さない。



そして、英美も聞く態勢から動かない。

沈黙が続く中、ようやく瑛樹が口を開いた。

「…それは俺の就職するところ。

前に面接行ったからその結果が出たんやろ。

もういいやろ。」

そう言い残し瑛樹は茶封筒を持って、自分の部屋に戻っていった。

残された英美は、瑛樹の言葉を思い出し考えていた。

就職?

どうゆうこと?

担任の先生は、何もおっしゃってなかったわ。
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