《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
家に帰り、英美は瑛樹の分と残していたご飯を片付けてから、眠りについた。



一週間後―――



瑛樹は無事に退院し、家に帰ってきた。

だが、すぐにどこかへ出かけた。

英美は心配しながらも瑛樹らしいと思い、あえて何も言わず見送った。



冬を越し、春を迎える直前瑛樹は家を出る。



あの茶封筒は合否を知らせるものだった。

結果は採用と書いている紙が送られてきていた。

そして今日、瑛樹が家を出て寮に入る日だった。
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