《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
この方は、あまり話すのが得意じゃないのかしら?

英美の中に、小さな疑問が浮かんだ。

料理が一品出され、箸を持ち口に運ぶ英美。



「…おいしい。」

一口、味わった後に英美はもらした。

「やろ?うまいやろ?」

英美の言葉を聞いた弘樹は、すかさず言葉を投げ掛けた。

「すごくおいしいです。」

そう言って、箸を進める英美の姿を弘樹は、笑顔で見つめていた。



ご飯も食べ終わり、帰る支度を始める。

「帰る前に話がある。」
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