《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
公園の滑り台を愛美を膝に乗せて滑り降りる。

ブランコを愛美を抱えて揺らす。



愛美は終始笑顔で、その笑顔に吊られ、弘樹も笑みを浮かべる。

小さな小さな笑み。

だけどそれは、弘樹からすれば、何にも代えられない大きな笑顔。

宝物だった。

感情を表現することが苦手な弘樹だが、愛美が生まれ少しづつ、喜びを表に出しつつある。

そんな中で二人目妊娠。

戸惑いつつも、心の中は喜びでいっぱいだった。
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