《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
そして、病院まで車を走らせた。

病院につくと英美はすぐに、分娩室に入り弘樹と愛美は外で待っていた。

その間に互いの両親へ連絡を入れて、すぐに分娩室へ戻る。

廊下にある茶色の長椅子に腰を落とす。

愛美はこれから何が起こるのかわからず、不思議な顔で弘樹を見つめていた。

そんな愛美に気付いた弘樹は愛美を膝に乗せた。

「今から愛美はおねぇちゃんやな。

ママが頑張ってるから愛美も応援しよな。」

弘樹は愛美を見ながら優しい言葉で言った。
< 183 / 348 >

この作品をシェア

pagetop