《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
愛美には意味はわからないものの『応援する。』そのことは理解出来、英美を応援し始めた。

「ママがんばれ。」

長い廊下に響く可愛い愛美の声援。

その幼い声は中にいる英美にも聞こえており、英美は勇気を貰い出産に励んだ。



数時間後―――



分娩室の中から聞こえる小さな泣き声に、弘樹は愛美を強く抱き締めた。

分娩室の中では小さな産声をあげる、可愛い男の子を英美が優しく抱いていた。



病室に入り弘樹が赤ちゃんを抱いたとき突然、泣きだし慌てる弘樹を英美は笑顔で見ていた。

愛美も赤ちゃんが気になり恐る恐る弘樹に近づく。
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