《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
弘樹はしゃがみ、愛美によく見えるようにした。

愛美はタオルに包まれた赤ちゃんを見て、目をキラキラ輝かせ、人差し指で赤ちゃんを触った。

ぷにぷにした肌に触れ、感動を覚える愛美。

まだお姉ちゃんだと自覚はしてないものの、愛美の中に何かが芽生えた瞬間だった。

小さな赤ちゃんと愛美と英美と弘樹。

これから幸せで、慌ただしい日常が待っていることを、想像などせず今の幸せをそれぞれが、それぞれの思いで噛み締めていた。
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