《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
お昼もまわり、英美は誠人を連れて、愛美のお迎えに向かった。

体調が優れない為か足取りが重たい。

だけど、行かないわけにはいかないから、重たい足を持ち上げる。

幼稚園に着くと一目散に英美に駆け寄る愛美。

普段なら英美が来ても、幼稚園の友達と遊んでいて『帰るよ。』と、何度声をかけても来ないのに、今日は顔を見るなり走ってきた。

英美は幼稚園で何かあったのかと思い、不安になり先生に尋ねた。

先生は可愛い笑顔で『変わったことはありませんでしたよ。』と、そう言った。
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