《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
「どうぞおかけください。」

優しい言葉で話す高野先生。

優しい笑顔も、優しい雰囲気も何一つ変わっていない。

軽く頭を下げ丸椅子に腰を落とした。

「誠人くんだったかな?

大きくなったね。」

誠人のことも覚えており、優しく誠人に話しかける。

誠人は全く覚えておらず、素っ頓狂な顔で高野先生を見つめていた。

「やっぱり覚えてないね。」

そう言って頭を掻きながら、苦笑いを浮かべる高野先生。



英美は体調の変化を説明し検査を受けに行った。

検査も終わりまた待合室で待つ二人。



誠人は周りにいるお母さんたちが気になる様子。
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