《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
そんな英美の姿を、弘樹は後ろを歩きながら暖かな眼差しで、見つめている。



ひとはしゃぎした英美は疲れ、座っている弘樹の隣に座り込んだ。

「海っていいですね。」

海を見つめながら英美が呟く。

弘樹も海を見ながら小さな笑顔で頷いた。

波の音が二人を包み、潮の香りが二人を、素直な気持ちにさせる。



「森山さん。
お話があります。」

英美はこの雰囲気に隠してることを、話そうと意を決した。

真剣な眼差しで弘樹を見つめる。
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