《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
誠人の存在も、愛美の存在すらも忘れて考え込んでいた。

英美は幼稚園に向かう道中自己嫌悪に陥った。

愛美のお迎えを忘れた自分に、誠人と遊んであげれなかった自分に、腹を立てた。

自分のことしか考えていなかったと反省をする。

幼稚園に着いた英美は真っ先に愛美を抱き締め、何度も何度も謝った。

愛美は英美が迎えにきたことに安心し涙を流す。

幼稚園の先生に深々と頭を下げて家に帰る。



三人が横に並び、強く手を握りしめる。

不安な心を打ち消すように…

両手に力を入れる。
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