《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
しばらくすると、愛美の可愛い寝息が英美を優しく包んだ。

英美は愛美を優しい眼差しで見つめ、髪の毛をわけるように、優しく撫でた。

電気を消し居間に移ると、待ってましたと言わんばかりに、横になっていた弘樹が起き、あぐらをかいて座る。

英美は卓袱台を挟んで弘樹の前に座った。

「愛美がね…

『赤ちゃんにあいたい。』って言ったんです。

『お世話する。』って笑顔で言うんです。」

英美は先程の愛美の言葉を伝えた。

「愛美…

赤ちゃん生まれるの楽しみにしてるみたいなんです。」
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