《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
救急車の中で心臓マッサージを施すも、努力虚しく弘樹は永遠の眠りについた。



慌ただしく行われる葬儀の準備。

愛美も誠人も、その様子をただ、黙って見ていた。



夕方になり、夢咲が葬儀会館に到着した…

家族が三人になってしまった現実を、それぞれで理解していく中、しんみりと通夜が始まった。

友達付き合いなどを頑なに拒んでいた弘樹に、最後の別れに訪れる人は少なかった。

通夜は一晩中行われ愛美と夢咲は、女の子だからという理由で家に帰ることを余儀なくされた。
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