《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
眉をかき、
アイシャドーを落とし
アイラインをひき、
紅を塗る。

そして髪をセットし、服に着替える。

お気に入りの服に身を包み、全身鏡で最終チェック。

「よし。
今日も完璧。」

鏡に映る自分に英美は呟いた。

ヒールを履き、外に出る。

扉を開けると、心地よい風が英美を包む。

暑くも寒くもない季節。

英美はよく通る道を慣れたように歩き始めた。

歩くスピードが自然と早くなり、会いたい気持ちが、歩くスピードとなる。
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