《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
英美は弘樹が来たら、文句の一つぐらい言ってやろうと思っていたが、弘樹の顔を見たら何も言えなくなってしまった。

慌てた様子の弘樹を見ると何も言えない。

ただ、来てくれたことに安心した。

来るときに、事故にでもあったのか…
体調でも壊したのか…

心配だった。

だけど、弘樹は来てくれた。

もう、それだけで英美にはよかったのだ。

不安だった心が弘樹を見たたげで安心に変わる。

不安も心配もどこかに吹っ飛んでいった。

文句よりも先に出てきた言葉は心配の言葉だった。
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