《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
「何も…
世間を知らない娘で…
いいのですか?」

母が首を傾げ弘樹に問う。

「もちろんです。
彼女と生活したいですから。」

弘樹の素直な気持ちを、目の当たりにした英美はうっすら涙を浮かべながら、弘樹の隣で俯いていた。



弘樹は両親に結婚して離婚したこと、二人の子供がいること、息子を育てていること全てを包み隠さず話した。

それを聞いた両親は更に(弘樹になら)という思いを募らせた。

その後は、笑いの耐えない食事会となり、和やかな時間が過ぎていった。
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