《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜

結婚の許し

結婚の許しをもらえないまま、英美は一人で式場に足を運び、準備を進める。

後は、弘樹側の参列者と日時を決めるだけ。

だけど、弘樹からの連絡は一切ない。



弘樹は仕事終わりや、休みの日に、実家に通った。

そして、何度も母親と話し合う。

弘樹の父親は、弘樹以上に寡黙な人。

だから母親と話し合いをする。



「結婚するのは俺らで、世間も近所も関係ない。」

弘樹は母親の、古くさい考えが嫌いだった。

近所や世間、周りの目を気にして生きていく母親。

何よりも大切なものは周りからの目。

どう思われてるかが、一番、気になる。
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