《実話》Last Love〜命を懸けた愛〜
お互いが照れ、控え室に行こうとしない。



式までにはまだ時間がある。

英美は控え室に来た両親と会話を交わす。

緊張が少しだけ溶けていく…



お互いに二回目ということで、身内と親しい友人だけを呼び、こじんまりと小さな式をあげることにした為、出席者は新郎・新婦と同じ控え室にいる。

英美は友人たちが場を和まして笑いが絶えない時間を過ごす。

一方、弘樹は落ち着かない様子で、控え室の中を歩き廻っている。

そして椅子に座っては、立ち上がることを何度も繰り返す。
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